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HSP 敏感な私

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HSPをご存知でしょうか?

ハイリーセンシティブパーソン(Highly Sensitive Person) といって、「非常に敏感な人々」のことを指します。ある調査では、生まれつき5人に1人がHSP性質だとわかっています。

そして私も、心療内科でこれにあてはまると指摘されたことがあります。

 

まずは心療内科受診の経緯を…

 

 私は中学生の頃から、ずっと「緊張しい」でした。授業中の本読みや発表では声と手足が震えてしまうし、目上の人や慣れない人と話すときはいつも頭が真っ白でした。

それは成長とともに酷くなり、みんなと食事をしたり、人混みの中を歩くだけでもドキドキして挙動不審になっていました。そして会社勤めをする頃にはそういった場面を避ける行動をとるように…

これではダメだと一念発起、死ぬ思いでなんとか心療内科を受診しました。(「心療内科受診」も、当時の私にはめちゃめちゃハードルが高かった)

 

そこで医師から伝えられたのが、「社交不安障害」の診断と、「HSP」の特性を持っているということ。

初めて自分の生きにくさの原因を知って、涙が溢れました。ほっとしたんです。

ずっと、どうして自分だけこうなんだろう、どうすれば治るんだろうと悩み続け、いるかも分からない神さまや仏さまに、心の中で「普通になれますように」とお願いしていたのでした。

原因がわかったことで、これから工夫してうまくやる方法を考えていけばいいんだ、と前向きな気持ちになれたのを覚えています。嬉しかったです。

 

今回はその「HSP」の話。

HSP]という言葉は、1996年にアメリカの心理学者である、エレイン・N・アーロン氏が考案したものです。

HSPの特徴は、大きくまとめると次の5つのようになります。

(参考:「敏感すぎる自分」を好きになれる本

  1. 刺激に敏感に反応する
    五感の刺激を敏感にキャッチするため、ストレス反応が大きくなりがち。
    体の内側から生まれる刺激(腹痛や疲労感など)に対しても敏感。

     

  2. 人の影響を受けやすい
    表情や声の調子の小さな変化などから相手の気持ちを過剰に読み取る。(共感性が高い)→他人の気分にはげしく左右される。
    他者と自分の間の境界線が薄い。

     

  3. 直観力があり、ひらめきが強い
    「考えなくても瞬間的に本質がわかる機能のこと」らしいです。
    ※こちらの項目はピンときませんでした。おいおい調べていこうと思います。

     

  4. 慎重で、自分のペースで行動することを好む
    常に神経を張りつめているため、疲れやすい。
    またストレス耐性も低く、自律神経のバランスを崩しやすい。
    そのため、一人でゆっくりできる場所、人のいない空間などに逃げ込みたくなる。

     

  5. 内的生活を大事にする
    HSPの7割は内向型人間である。
    流行やニュースなどの「外界」にはあまり関心がなく、それよりも人生や生き方、人の心理、生と死といった本質的な側面にひかれる。
    空想や想像の世界に没頭しやすい。

 

自分の性格、めんどくさ!とよく思います。

臆病で神経質で傷つきやすくて。

私とは正反対であろう明るくポジティブな人たちに憧れます。

彼らには、この世界はどんなふうに見えているんだろう?

 

だけど、これが自分。他の誰かにはなれません。

HSPは生まれ持った性質です。

私に必要なのは、まず自分の性質を受け入れること。

そして、生きやすくするためのテクニックを身につけること。

もっと気楽に暮らせるように、これからも色々と模索していきたいと思います。