コミュ力をきたえたい!【読書】「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」
あいかわらず“雑談がニガテ”が弱点の私。
少しでも克服できればと、こちらの本を読んでみました。
内容:
相手を楽にさせる会話力!
ニッポン放送の大人気アナは、些細な会話すらままならないコミュ障だった!
そんな彼が20年かけて編み出した実践的な会話の技術を惜しみなく披露。
話すことが苦手なすべての人を救済する、コミュニケーションの極意! !
(「BOOK」データベースより)
読み終えて、、、
おもしろかったです!身になる話がてんこ盛りでした。
最近ちょっとやさぐれていて、人間関係とかなんかもうどうでもいっかぁ~となりかけていましたが、がぜんやる気と勇気がわきました。
コミュニケーションって、本当はもっと楽しいもののはずなんだ!
この本を読んで、明日から実践してみようと思ったこと。
- コミュニケーションを「ゲーム」と捉える
- 相手に対して興味を持ち、相手のために質問をする
- 愚者戦略。自分のキャラクターを見つける
以下は簡単な説明と感想です。
1.コミュニケーションを「ゲーム」と捉える
この発想はすごく面白いです。
コミュニケーションをルールのある「ゲーム」として見る。ただし、敵味方に分かれた「対戦型のゲーム」ではなく、その場にいる全員が気持ちよく感じることができれば、「勝ち」である。ゲームの敵は「気まずさ」である。
著者はこのゲームの特徴を、サッカーに例えて巧みに説明しています。とてもわかりやすく、胸にストンと落ちました。
2.相手に対して興味を持ち、相手のために質問をする
とてもシンプルです。だけどコミュ障の私、これがなかなか難しいんです。
むしろ今までは、なるべく相手に興味を持たないよう意識していたと思います。
『私なんかに興味を持たれたら、相手は迷惑じゃないのか?』という思い込み。これはまったくの大ハズレだったんですね。
自分の話をうんうんって聞いてくれて、自分のことに興味を持って、いろいろ訊いてくれる。これは確かにうれしいです。
この本では、質問の仕方や、どういう心持ちでいればいいのか、といった技術的なことも「ゲームのテクニック」として紹介されています。
ここで、絶対に覚えておこうと思ったテクニックをひとつ。
空気を読むとは具体的にどういうことか?ひとことで言えば、その場のムードに自分のテンションを合わせることです。
『空気を読む』って、すごく難しいような気がするけれど、こう端的に言われるとなるほどなと思えます。明日から即実践!
3.愚者戦略。自分のキャラクターを見つける
聞きなれない言葉、「愚者戦略」。
自分のキャラクターを、自分の弱点やコンプレックスからつくる。そして、そこをツッコまれてOKにする、ということを戦略的におこなう。
なかなか難しそうだけど、これができるようになれば、人間関係は確実にラクになります。弱点も含めて心をオープンにできるということです。確かに、コミュ力の高い人たちは、このあたりがすごく自然で上手な気がします。
無意味な虚栄心なんて、ドブ川に叩き捨てちまえってことですね。
他にもなるほどと思った話がたくさん載っていました。とても読みやすい文章で、著者の人柄にも惹かれました。また、何度か読み返したいと思います。
『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』。その「この人」に、いつかなれるといいなあと思います。